パンクでポンby筋肉少女帯

「うぉーっす! もういっちょうぉーっす! 大槻だーっ!
聞け! 
お前らは、バカだ!バカだ! バカだ! バカだ! バカだ! 大バカもん野郎だーっ!お前らの脳髄はな、まるで、おはぎのようだよ。
ロックの、何たるか、人生の、何たるかをお前らは判っているのか!? 
お前だ! お前! お前!」

「は、はい……」

「はいじゃないよ。お前文学読んでるか? 文学、コラ」

「え、ええ……は、はい……」

「お前、その、なんだ……いわゆる、ステディな、このステディな関係の、女子はいるのか?」

「は、はあ」

「バカ者! お前、うぁ、俺はな、俺は学生の頃、女の子と喋れなかったんだよ。
それをだな、この、お前それでもロッカーか! 
ロックというものはな、孤独なものなんだよ。
お前らは無知だ! 無知だ! 無知だ! 無知だ! 無知だ! 無知だ! 
無知蒙昧とは、お前らの事だ!
本当のロッカーとはな、本当のロッカーとは、本当の、ロッカーとは・・・。

ラ・ムーのヴォーカリスト、菊池 桃子さんだーっ! 
お前ら桃子さんを見習え! お前見習ってるか桃子さん、オラ」

「え? ええ」

「お前、愛は心の仕事だ馬鹿者! そしてだな、ろ……」

「ちょっと」

「なんだよ」

「ケンヂ何やってんの? うるさいでしょ」

「今録音してんの……。ロックとはなあろ……」

「夕ご飯どうすんの? 母さん、ちょっと出かけるからねぇ」

「うるさいなあ、もう、出てけよ母さん、出てけよ……。ロックとは……ろ……何?」

「今日はブラバンのレッスンは無いの?」

「バンドって言えよ! ぁぁ、ロックというのは……」

「今度私にもエレキ教えなさいよ」

「うるさいな。ロックとは、ロックとはな……」

「カレーがお鍋に入っているからね。チンして食べなさい、チンしてね」

「判ったから今録音してんの、録音してんの……。
電子レンジって言えよ! だから、ロックというのはな、

ロックとは、ロックとは、お前、桃子だーっ! ロックだあーっ!!」
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・・・これっておいらの高校生時代にかなり近いなぁ・・・
当時の桃子はロックだよ、上質のAORだ。しかもブラコンの混じった。                                 これっておいらの携帯に最近入った着うただったりして。
今の朝の目覚まし。

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